更新日:2024/05/17

◆令和6年度 居宅介護支援部会 第1回研修会開催お礼◆

◆居宅介護支援事業部会◆
第1回 定例会・研修会
山口健康福祉センター

研修
「ヤングケアラーの理解〜介護支援専門員に知っておいてほしいこと」
講師… 山口県立大学 横山順一氏

ヤングケアラーの実態を知る中で
山口県の全数調査から
県内にも全国同様に「世話でやりたいことができない」と感じている
ヤングケアラーがいることがわかりました。
子供は家庭の事情を外に話しにくく、
「知られたくない」「言っても変わらない」と思っていることも理解しました。
また社会構造や人口推移により、複数のケアが家庭内に存在する背景も知りました。

【ケアマネジャーが知るべきこと】
1.子供からの相談を待たず、外から気づく視点を持つ。
2.ヤングケアラーが公表や支援を望まない場合の理由を理解する。
3.自分がヤングケアラーと気づかない、
または相談が無意味と思っているかもしれないことを考慮する。
4.これまでのケア役割を尊重する。
5.個別の事情を丁寧にアセスメントする。
6.不登校、忘れ物、学力低下、精神的不安定、夜間の一人過ごしなどに注意する。

ケアマネージャーは家族の事情をアセスメントし、関係機関に繋げる役割を持つため、ヤングケアラーの孤立を防ぐ支援が重要だと学びました。

居宅広報委員

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