更新日:2024/10/07

【研修会報告】◆令和6年度 第2回施設サービス部会研修会◆

令和6年度 第2回 施設サービス部会定例研修会

【日時】令和6年9月30日(月)15:30〜17:00
【場所】複合型高齢者施設 オ・サーバaioi
【題目】「現場ですぐ使える実技」
【講師】山口県レクリエーション協会副会長 稲村みどり氏

令和6年度第2回目の研修会は実際にレクリエーション活動を
体験しながら、高齢者のための運動について学びました。
講師をしていただいた稲村みどり先生は、
デイサービスや支援学級への訪問の他にも
民生委員として地域で活動されており、
いきいき教室の開催など多岐にわたってご活躍されています。

人間は動物であり、動物は字の如く“動く物”。
動かないと筋力はどんどん落ちてしまうため、
残された機能を長く維持するためには運動が必要とのことです。
また、脳・心・体は三位一体であり、
そのどれもが保たれていないと健康にはなれないことから、
体のみならず脳にも心にも影響を与える運動は、
とても重要であると考えられます。

稲村先生の実体験から、
男性の中にはプライドが高くレク活動は“幼稚なこと”・“恥”と
拒否される方もいらっしゃったそうですが、
「なぜ運動が大切なのか」
目的と運動によって得られる効果、
“脳トレ”であることを説明することで
参加を促すことができたそうです。

“やらされる”ではなく、自分の意思で“やってみよう“
と思い、楽しいと感じ達成感を味わうことが
継続するためには重要とのことでした。
「失敗は恥ずかしいものではなく、
失敗には脳が慌てビックリする作用があるため
良い脳トレになる」とのことでした。
こうした原理を知ることで抵抗なく参加し、
失敗も受け入れることができるのだと感じました。


研修では “ふらばーる“という球でも楕円でもない、
おにぎりのような形のボールや
(投げたり転がしたりすると予測できない動きをする)
ペットボトルやゴム紐を使用したレクをいくつか体験しました。
先生ご自身がホームセンターや百円ショップ、
手芸屋さんで購入できる手軽な材料を使って
手作りされたレク材料をたくさん紹介してくださいました。


今回の研修は、10事業所14名にご参加いただきました。
脳トレ・ストレッチ等の運動は
「楽しくないと続けられない、達成感を味わう事が次につながる…」
ということを実際にやってみて体感することができました。
先生のテンポの良い進行と
ユーモアのある話術で笑顔が絶えない研修となりました。

施設サービス部会 広報委員

※今回は先生のご厚意により動画を撮影しております。
近日、加入法人様には公開いたします。
ぜひお役立てください。

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